さて~~
チングから「五本の指」最終回観覧ツアー舞台挨拶の動画を送っていただいたので、
嬉しくて何度も見ました

残念ながら、暗くてジフニの姿は良く見えませんが、
あの素敵な声は良く聞こえます

そして、疲れているにもかかわらず、誠実に答えてくれています

こうして、改めて聞き直すと、ドラマの撮影がどんなに大変だったか、
そしてジフニがどんなに頑張ったかが良く伝わってきます

ジフニには、ゆっくり休んで、次の仕事に向けて英気を養ってほしいです。
これから先、ジフニらしく、良い仕事を重ねていけたらいいなと思います。
そこで、ジフニがインタビューに答える模様を文字に記録させていただくことにしますね。
なるべく忠実に起こしていますが、話し言葉なので、
重複部分を省いたり、助詞や語尾など細部に違いのある場合もありますが、
ご了承くださいませ~。
インタビュアーは李由美さんです(以下、敬称略)
ジフニ:皆さん、こんにちは。
李由美:今日は日本から来られた皆さんと一緒に最終話を見たのですが、
今のお気持ちはいかがでしょうか?
ジフニ:皆さん、楽しんでご覧いただけましたか?(拍手)
皆さんがしっかり楽しんでいただけたのなら、嬉しいんですが、
実は昨日の朝早くまで撮影をしていて、僕、いま何が何やらわからない感じです。
怪我もなく無事に撮影を終えられたこと、本当にホッとしています。
撮影がギリギリまであったので、ちゃんと本当に終わるのかなというのが
すごく心配だったんですけれど、終わってホッとしている気持ちです。
李由美:改めてお疲れ様でした。(拍手)
このドラマは見ていて、集中せざるを得ないくらいな凄いドラマだったんですけれども、
このドラマに出演を決められたきっかけは?
ジフニ:難しい質問ですね。
まず、監督さんや作家さんがこのジホという役には
絶対にチュジフンという役者が必要だということをPRして説得をしてくれたので、
その気持ちを聞いて、僕も出演しなければと出演を決めました。
李由美:撮影が始まったのが、だいたいいつぐらいだったのでしょうか?
ジフニ:僕の記憶では8月18日が最初の撮影ではないかと記憶しています。
李由美:暑い夏から始まって3、4ヶ月でしょうかね。
撮影をして、一番大変だったのはどんなところでしょうか?
ジフニ:この作品は撮影も展開も早いので、一つ一つ作りながら撮影して行くのが大変で
とにかくすべてのシーンが大変だったと思います。
なんの質問でしたっけ?(笑い)
このドラマ、凄い展開が早かったですよね。
見ている人にとっては、展開が早いというのは、次々新しいことが発生するので、
凄くおもしろくて楽しいと思うんですけど、
展開が早いというのは俳優にとってはとても大変なことなんですね。
なぜならば、先程のシーンでは泣いていたかとすると、次のシーンでは笑わないといけない、
普通でしたらば、ただ涙を流してすぐに笑うというのは普通にできることではないので、
そういった感情のシーンというのが大変だと思うんです。
そして、涙を流して泣くシーン、実は間に何かあるはずなんですけど、
そのシーン、シーンごとに取らなければいけないので、
その間にあったことを自分の頭の中で考えて想像して作らないといけない、
これっていうのが本当に大変でしたね。
李由美:役者魂を感じる、素敵なことですね。(拍手)
本当に印象に残っているのは泣くシーンなんですけども、
チュ・ジフンさんならではの泣き方、どういう風に感情移入するのか、
教えてください。
ジフニ:先程も申し上げましたように、頭の中で、僕たちは台本はありますけれども、
台本以外の部分も頭の中で、考えて想像して作らないといけないんですね。
そこがすごく大変だったんですね。
例えば、どんな風に考えるかと言いますと、小さい頃、子供のころ、
お母さんと、一緒に遊園地に行った時の甘い思い出ですとか、
あと一緒に食事をしてご飯を食べて楽しかった、そういった思い出なんかを、
自分の中でアルバムを作るんです。
そのアルバムを1枚1枚捲りながら、自分の中で頭の中でストーリーを作っていく、
とても不可能に近いようなことをやった感じ、感情移入の仕方をしたということなんですね。
でも、その中では途中大変なこともあったんですけど、
幸運なことにとても素晴らしい俳優さんと共演出来ましたので、
その俳優さんたちの気持ちを借りながら、
僕もその気持ちと一緒になって演じることができた、
そういった部分が良かったかなと思います。(拍手)
李由美:チュ・ジフンさんは今回「五本の指」で天才ピアニスト、そして、天才作曲家という役所を
演じたわけなんですけれども、ピアノなんかは弾けるのか、
ピアノの練習を実際されたのか、ちょっと聞いてみたいと思います。
ジフニ:やはりですね、僕はピアノはある程度は短かい曲ですとか、
ちょっとしたポップス、洋楽なんかは弾けたりするんですけれども、
やはりこのドラマに出てくるような長い曲とか
そういったジャンルの曲はなかなか弾けないんですね。
もちろん、ピアノを弾く際は代役のピアニストの方がいらっしゃったわけなんですけれども、
たくさん曲を聞かせてもらいました。
そして、そのピアノを弾く手元と、
自分たちは体の演技はしなくてならないので、
自分の体を合わせるポイントというのが、すごく大切なので、
そのためには曲をしっかり解釈しないといけないんですね。
なので曲解釈をして、合わせるポイントをしっかり合わせて、
そういった部分も一生懸命頑張りました。
李由美:最終回をご覧になって、ジホは気づいてないんだけど、
お母さんは亡くなっていたんですよね。
いま改めて、ご覧になってどんな気持ちなのか聞いてみたいと思います
ジフニ:気分は本当に辛いですよね。
もし、ジホが後で知ってしまったらどうだろうと考えてみたけれども、
やっぱりこれは大変なことになりそうだと、
想像もつかないくらい悲しい、大変だなということです。
李由美:さて、大変なドラマ撮影が終わりました。
正直、終えて、どうですか?ホッとしている気分ですか?
それともまだまだ撮影したいなという気分でしょうか?
ジフニ:寂しさはまったくありません。(笑い)
本当にすっきりした気分でいまを迎えています。
李由美:いま一番したいことはなんですか?
ジフニ:本当に撮影が大変だったので、何もしたくないです。
何をしたいかさえもわからないということです。
李由美:じぁあ、24時間でも寝てられる感じですか?
でも、寝ることはそんなにできないんですって~。
それだけ疲労困憊という感じだったんですね?
ジフニ:もともと僕はそんなに寝ない方なんですよ。
だいだい4時間、5時間くらい寝るのが、僕は普通なんですよ。
李由美:ちょっと、ドラマから離れまして、この間、釜山映画祭で
バンドを組んでコンサートをされたというのを聞いたんですけれども、
なぜああいうことをされたのか聞いてみたいと思います。
ジフニ:やはり釜山国際映画祭ですから、俳優がレッドカーペットの上を歩いて
というのがメインではあるのですけれども、
ただそれだけするというのはつまらないんじゃないかと常々思っていたんですね。
僕も釜山映画祭に行って皆さんと一緒に楽しみたいなという気持ちがあったんですね。
それで僕もバンドをしていますので、それをやったらどうかということで、
皆さんと楽しむために、遊ぶために、ああいう風にしました。(拍手)
李由美:何曲くらい?
ジフニ:12曲ほど、歌いました。
あんまり覚えていないんだけど、大体そのくらい歌ったんじゃないかな。
李由美:今後は歌手デビューとか、考えていらっしゃいますか?
ジフニ:僕は歌は歌っていますが、歌手ではないわけで、
ただ僕は曲を作りますから、それを皆さんと一緒に共有したい、
楽しみたいという気持ちがありまして、感じ合いたいという気持ちがあるから、
楽しく歌うというようなことをしているんですね。
もし僕がいつか歌手としてデビューするとしたら、
もっと、うまい人にちゃんと曲を作って貰って、
しっかりデビューした方がむしろいいんじゃないかと思います。
李由美:本当に多彩なチュ・ジフンさんなんですけれども、
これからどんな役にチャレンジしてみたいですか?
ジフニ:息を長くやっていかないと、と思っています。
早く早く次々とかではなくて、長い呼吸でやって行きたいと思います。
李由美:やってみたい役柄はありますか?
ジフニ:今回はピアニストの役ではありましたが、
しっかりとしたピアニストたる姿を見せていないような気がするので、
今後はもっと頑張って、ピアニストの役にチャレンジしてみたいと思います。
李由美:最後にご挨拶をいただきます。
ジフニ:外、寒いですよね。
風邪をひいたら大変ですので、皆さん、いっぱい着てくださいね。
僕はちょっと風邪気味なので、皆さんも風邪をひいたら大変だよというのがありまして、
いま皆さんに風邪をひかないでねと言いました。
今回このドラマを日本でも見ていてくれた方も多いかと思います。
そして、初めてこっちで見た方もいらっしゃるかもしれませんけども、
大変な思いをしてここまで来てくださって、最後まで応援してくれたこと、
改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。(拍手)