昨夜、友人が亡くなったとの知らせがありました。
中学・高校の同級生です。
去年、彼女との食事の約束を、
私の体調不良のためにキャンセルしたことが悔やまれます。
それが彼女の病を知る機会であったことなど思いもよらず、
実家の整理や引っ越しなど、何や彼や雑事に追われて、
ご無沙汰になっていました。
でも、今回、共通の友人からの電話があった時、
「もしかしたら彼女が・・・」と、ふと頭をよぎったことが不思議です。
38歳で胃がんを患い、それを克服したのに・・・肝臓がんだったそうです。
残念です・・・。
別々の小学校から中学に進学して、彼女と出会いましたが、
初めはライバルでした。
もう、記憶が定かではありませんが、
生徒会の役員候補をクラスで選出する際、私ではなく、
しっかり者で皆からの信頼篤い彼女が選ばれて、私は推薦演説をしました。
その演説を聞いた演劇部の顧問の先生から入部を勧められて、
同じ部員として彼女と活動することになり、仲良くなりました。
高校では、クラスが違い、他の友人と過ごすことが多くなりましたが、
芯のある彼女は、ふらふらと頼りない私をいつも見守ってくれていたような気がします。
私は会社勤めをしてから、地元を離れて一人暮らしをしたので、
疎遠になりましたが、お互いの結婚の折など、節目には会って、
彼女の家にも何回か伺ったことがあります。
彼女は、お兄さんのお友達に見染められて、早くに結婚、
愛情いっぱいの旦那様と一男一女に恵まれて、ピアノ教室をしていて、
お孫さんも誕生し、とても幸せそうでした。
そうそう・・・こんな話をすると笑われそうですが・・・
高校の時、私が好きだった人と彼女の旦那様は従兄弟でした。
それを知ったときに二人で驚いたのを思い出します。
高校を卒業して40年の月日が経ちました。
同じ歳の人が亡くなるのは、とても悲しく、しんどいものですね。
20日がお通夜、21日がお葬式です。ご冥福をお祈りします。
もうすぐ桜が咲きますね。
このところの陽気で、開花が早まり、東京は17日開花とか、
桜を見ないで、彼女は逝ってしまいました。
若い頃とは違い、いつの間にか「今年の桜!」
そう、心に刻んで、お花見をするようになりました。
年々、そんな桜への思いが強くなります・・・。
昨日の昼休みに、職場の同じ年頃の同僚と、
「10年スパンで将来を考えることができない年齢になったね~
それどころか、1年先のこともわからない・・・」
そんな話をしたばかりでした。
「安穏な日々は1日としてない」とは
チングから教えてもらった韓国ドラマのセリフの1フレーズですが・・・
だからこそ、日々を乗り越えることのできる「元気」を生み出すような
楽しむ「術」と「心」を大事にしながら、
一日一日、「今日」を大切にして生きたいと思います。
さて、今年はどこへ桜を見に行きましょうか~
