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男インチョルの純情

「良い友達」~ジワジワとボディブローのように効いてきます。
私の頭の中はインチョルでいっぱい。

やたらと、唾を吐き、タバコを吸い、人を叩き、セッキヤ~と罵る男。
腹回りは、節制なんかしないけど、カッコつけるのにはギリの肉付き。
結構な部屋に住んでいるのに、同居するハスッパな女は掃除なんかしやしない。
狡賢く立ち回って稼いでいるのに、友情に対しては極めて誠実。
いい加減なようで、守るとなったら命がけ。
ふてぶてしい振る舞いの奥に見え隠れする照れと寂しさ。
子どもと心通わせる優しい乱暴者・・・・・・・・・

こんなインチョルのことを思うと、ウルウルと泣けてきて、
胸が締め付けられます。

思えば~私も長く生きてるけれど、馬鹿な男に感動したのは今回が初めて!
日本でも、この手の男が描かれるのは珍しくないことで、
見るたびに、ケッ、馬鹿な男だと、女の私はみごとに一蹴してきたものです。
ジフニがインチョルのこと、ヤンキーだと言っていたけれど、
ヤンキーになんて共感することなんかありゃしないわと
思っていたのです。

ところが~
まさに、俳優チュ・ジフンの成せる技なのですね~
ジフニが表現したインチョルの、目には見えない「純粋なる魂」が
こんなにも心を揺さぶるのだと思います。
しかも、特別な人間としではなく、普遍的な男として演じきろうとしている!
ジフニ~なんて、凄い!!

いたずらに礼賛するわけでも、批判するわけでもない、
この映画の作りというか、佇まい自体も、
見る者の心を開かせるのかもしれません。

終盤になるほど、映画のタイトルとともに、重くのしかかるインチョルの存在・・・
エンドロールのキャストの先頭~「주지훈 」の文字には
我が意を得たりのような心持ちになりました。

ジフニのペンだからなんでもいいんでしょーなんて言う勿れ~
そりゃ、惚れた弱みはあるにせよ、
俳優としての才能あってのペンだということをどうかお忘れなく~。

なにを言っても、言い足りないような気もしますが・・・
いい作品を見たなーと、今、しみじみしております。

インチョル横顔
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